インド旅行の目的として、「タージマハルを観ること」を挙げる方も多いのではないでしょうか?
世界一美しい霊廟ともいわれ、一生に一度は訪れてみたいタージマハルですが、実は外国人旅行客にとっては少し行きにくい場所だったりもします。
ガイドブックには、ざっくりとした案内しか書かれておらず(情報も古い)、ネット上の情報も曖昧…
そんなタージマハルへの行き方やチケットの買い方など、これを見れば一目でわかるようにまとめてみました!
タージマハルとは?
まずは、タージマハルの基本情報ですが、もう知ってるよって方は読み飛ばしてください。
ヤムナー河のほとりで白銀の輝きを放つシンメトリーが美しい建物は、皇帝が亡くなった王妃のために建てた霊廟22年という長い歳月をかけて建てられた大理石の墓には、愛する妻の石棺とともに皇帝シャー・ジャハーンの棺も安置されている。
大理石を贅沢に使ったムガール建築大な白大理石を使い、1631年から22年の歳かけて造られたタージ・マハーレ。青空に純白の建造物は、ムガール帝国の第5代皇帝汁ージャハーンが、最愛の妻ムムタズ・マハールの死に捧げた霊廟だ。デリーのフマユーン廟に影響を受けたとされ、病的なまでにシンメトリックなデザインは、見る者に神秘的な印象を与える。この美しい霊廟は1983年に世界遺産に登録されている。正Pをくくると、水路に区切られたムガール様式の庭園に巨大なドームがそびえ立つ。ドームを囲むように立つ4本の尖塔はミナレットと呼ばれ、イスラム建築の典型的な様式だ。壁を飾る花や唐草、幾何学の模様は世界中から集められた貴石で象られてこれらの建築様式はペルシアの影響もうかがわせ北方より侵入してきたムガール帝国の背景を表している。タージ・マハ – ルの造営のためには3人近い建築家や職人が集められ国が傾くほど莫大な費用がかかったといわれている。それほどまでに狂おしく妻を愛したシャー・ジャハーンは、現在、墓室で王妃とともに眠っている。
タージマハルの基本情報
住所 | Dharmapuri, Forest Colony, Tajganj, Agra, Uttar Pradesh 282001 |
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営業時間 | 日の出~日没 |
定休日 | 金曜 |
公式サイト | www.tajmahal.gov.in |
入場料(外国人) |
1100ルピー(A.D.A.チケット500ルピーを含む) A.D.A.チケットは一度払えば、同日内にアグラ城などに入場の際には払う必要はない |
タージマハルへのアクセス
タージマハルは、インドの首都ニューデリーから約200㎞程離れたアグラという都市にあります。
ニューデリーからアグラへのアクセスは列車、バス、タクシーや飛行機などの手段があり、日帰りでの観光も可能です。
アグラ観光の拠点となるアグラカント駅(Agra Cantt)からタージマハルまでは約6㎞。
下の地図はアグラカント駅からタージマハル西門駐車場までのルートをしめしたものです。
うまく交渉すれば、
〇タクシーで約100ルピー
〇オートリキシャーで約60ルピー
〇サイクルリキシャーで約30ルピー
くらいでいけるかと思います。
最初は3~5倍くらいの料金から交渉が始まりますので、面倒くさい方は便利な配車アプリUberをごご利用ください。
チケットの買い方は?
タージマハルには、西門、南門、東門の3つゲートがあります。
南門は出口専用のため、チケット売場は西門と東門にあります。
東門はチケット売場からゲートまでが離れており、ゲートの荷物チェックでひっかかると、ロッカーのある売場まで戻らなければならいという欠点があります。
どのゲートが近いかは泊まるホテルの場所にもよりますが、今回はアグラカント駅からも近くて便利な西門でのチケットの買い方を画像付きで解説します。
前提としてタージマハルの門の近くまでは、車で乗り入れることができません。
西門の駐車場からチケット売場までは、歩くか無料の電動カートを利用しましょう。
チケット売場は外国人用とインド人用に分かれています。
インド人用のカウンターは長蛇の列でしたが
外国人用のカウンターは、2~3人しか並んでいませんでした。
入場料は1100ルピー()でMAUSOLEUM(霊廟、タージマハルの建物の中)に入る場合は+200ルピーです。
MAUSOLEUMのチケットはタージマハルの敷地内でも購入可能ですので迷ったら後でもいいと思います。
ちなみにインド人の入場料はたったの50ルピーです。
その代わり、インド人は3時間待ちとも言われる長蛇の列に並ばなければなりません。
インドの観光地は外国人のチケットが高い代わりに並ばずにファストパスのように入れるようになっています。
外国人観光客が増えたらどうなるかわかりませんが…