旅行や出張で海外に行く際、スマホやタブレットが使えると安心ですよね!
地図を見たり行きたいお店の情報を調べたりなど、日本にいる時と同じように使いたいものです。
そして、なるべく安く快適に使えたらいいですよね。
今回は、海外でスマホなどを使って通信する手段のメリットとデメリットをまとめてみました。
もくじ
現地のプリペイドSIMカードを購入(おすすめ!)
■現地SIMカードのメリット
・通信料が安い
・通信速度が比較的安定している(各国の状況による)
・通話やデザリングにも対応できる
■現地SIMカードのデメリット
・SIMフリー端末が必要
・SIMカードの差し替えや設定が必要
・複数国を周る場合、それぞれの国でSIMカードが必要なケースが多い
★こんな人におすすめ
・少しでも安く快適にネットや通話を使いたい人
・SIMカードの購入や設定をできる人
お手持ちのスマホやタブレットが、SIMフリー端末であれば、その国の通信会社が発行するプリペイドSIMカードを利用するのがおすすめです。
SIMカードとは、ドコモとかauとかの携帯を利用するために必要なカードのことです。
一番のメリットは何といっても、通信料が安いことですね。
日本でも格安SIMが台頭してきていますが、基本的に海外の方が通信料が安い傾向にあります。
例えば、一週間の利用であれば、アジアだと1GBの通信ができて数百円、欧米でも1GB千円せずに使える国がほとんどです。
プランにもよりますが、もちろん通話やデザリングにも対応し、近年は4G回線で利用できる国も多いです。
ただしSIMカードを買ったり、設定をしたりで現地に着いてすぐに使えないのが少し不便ですね。
また、1回の旅で複数の国を周遊する場合、それぞれの国でSIMカードが必要なケースも多いので、いちいち買い替えるのが面倒だったりします。
隣国同士やEU内であったら、ローミングと言って、SIMを買った国と同じように使用できるケースもあるので、行く国によってはこの問題は解消できます。
現地で使えるSIMカードを日本で購入
■日本で現地SIMカードを買うメリット
・通信料が比較的安い
・現地に着いてすぐ使える
・周遊旅行に対応しているプランがある
・繰り返し使えるプランが多い
■日本で現地SIMカードを買うデメリット
・SIMフリー端末が必要
・SIMカードの差し替えや設定が必要
・現地のSIMより少し割高
★こんな人におすすめ
・現地ですぐ快適にスマホを使いたい人
・複数国を周る予定のある人
・SIMカードの購入や設定をできる人
こちらは、比較的新しい手段で初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれません。
現地で使えるSIMを日本であらかじめ日本で購入しておく方法です。
最近は、海外で利用できるSIMがネット通販で簡単に手に入ります!
日本にいるうちに、設定ができるので現地に着いてすぐ使えて安心です。
空港からホテルに行くにも、グーグルマップでナビを利用してスムーズに移動できます。
また、ヨーロッパ周遊プランや、アジア周遊プランといった複数国対応のSIMも多いので自分の目的地に合ったものを選ぶことができます。
さらには、有効期限が比較的長く、チャージをすれば次の旅の時にも繰り返し使えることもあります。
現地SIMのデメリットを解消した日本でのSIMカード購入ですが、現地で買うより少し料金が高いです。
とはいっても、50か国で15日間、1GB通信ができて1,500円と複数国を周るならお手頃な値段ですね。
最近では、そこまで安くはないですが国産の海外向けSIMカードも発売されていますので、今後に期待ですね!
Wi-Fiルータ―のレンタル
■Wi-Fiルーターレンタルのメリット
・複数の端末に使える
・現地に着いてすぐ使える
・周遊旅行に対応しているプランがある
■Wi-Fiルーターレンタルのデメリット
・通話ができない
・バッテリーの充電が必要
・現地のSIMより割高
★こんな人におすすめ
・2人以上で旅をする人
・複数の端末を使う予定のある人
・現地ですぐ快適にスマホを使いたい人
・通話はできなくてもいい人
いわゆるポケットWi-Fiをレンタルして、現地でWi-Fiを飛ばしてネットの回線を利用する方法です。
Wi-Fiのレンタル・返却は郵送または、国内の空港カウンターでできます。
レンタル料金は、日数や周る地域、国の範囲によって異なりますが、安い国で1日数百円くらいからです。
あまり安くないのでは?とお思いかもしれませんが、スマホ、タブレット、PCの3台で通信をしたいとか、友達とグループで旅行するから複数人で利用したいといった方々には1人(1台)あたりの料金が安く抑えられるかもしれません。
日本の携帯を国際ローミングして利用
■国際ローミングのメリット
・面倒な手続きは不要
・現地に着いてすぐ使える
・日本の電話番号がそのまま使える
■国際ローミングのデメリット
・他の方法と比べて料金が高い
★こんな人におすすめ
・とにかく快適にネットや通話を使いたい人
・面倒な設定や手続きはしたくない人
・日本と同じ電話番号を使いたい人
国際ローミングと、日本で使っているのと同じように、スマホなどを海外でも使えるようにしてくれるシステムのことです。
日本で契約しているドコモやau、ソフトバンクなどの通信会社との契約のままで、海外でも現地や回線に繋いでくれます。
最近では日本の格安SIM(NVNO)でも国際ローミングのプランが充実しているようです。
方法はとても簡単で、海外に着いたら機内モードをオフにするだけです。
※契約内容によっては、定額プランの設定などが必要な場合もありますのでご注意ください。
現地着いたら、すぐにネットや通話が利用でき、電話番号も日本で使っているのと同じなため、ビジネスシーンに最適ですね。
ただ、やはりネックなのは、料金が高いということです。
例えば、日本の大手通信会社の契約では、1日定額で1500円前後からと、他の方法と比べるとかなり高く感じます。
昔のように、超高額請求が来る(いわゆるパケ死)ことは無くとも、毎日使うとかなりな額になりそうです。
どうしても必要な時だけ利用し、他の方法と組み合わせるというのもアリですね。
現地のFree Wi-Fiを利用
■Free Wi-Fiのメリット
・料金は無料(タダ)
・ Wi-Fiにつながる端末さえあればいい
・面倒な設定や手続きは不要
■Free Wi-Fiのデメリット
・使える場所が限られる
・通話が利用できない
・セキュリティ面で不安がある
★こんな人におすすめ
・海外でのネットは必要最低限でいい人
・通話は利用しない人
・とにかく安く旅したい人
海外に行く人の多くが利用している、1番馴染みのある方法ではないでしょうか。
空港やホテル、レストランや街中などFree Wi-Fiが飛んでいれば使えるのでお手軽ですよね。
日本でも都市部ではあちこちで Wi-Fiが飛んでいますよね。
メールアドレスの登録が必要な場合もありますが、たいていは簡単に接続できます。
Wi-Fiはネット回線のみなため、通話は利用できません。
しかし、LINEの無料通話などはネットでできるので、これで十分な人も多いでしょう。
難点は Wi-Fiが飛んでいる環境で無くては使えないことです。
また、Free Wi-Fiは個人情報漏えいなどの恐れもありますので、安易によくわからないFree Wi-Fiに繋ぐのは危険です。
その点では有料 で接続できるWi-Fiの利用もありかと思います。
他の方法が利用できても、通信料節約のためホテルなどのFree Wi-Fiを賢く使うことをおす
すめします。
まとめ
今回はいくつかの方法のメリットとデメリットを紹介しました。
単に安く利用したいのであれは、現地のSIMカードを手に入れるのが1番ですが、手間や知識も必要になります。
行き先や旅のスタイル、シーンに合わせて自分に合った方法を選び、快適ができることを願っています。